219 町最大のイベント葉山駅伝 いま昔(2008~2024)

2024年12月8日(日)に開催された葉山駅伝2024は40回を迎えた。現在の一色小学校周辺コースになってから17回目になる。

2007年までの会場は、葉山中学校と東伏見台を回る周回コースであった。
参加は、木古庭ファイターズを中心とした町内、町外のソフトボールチームが中心で39チーム(今回133)の参加であった。協賛活動もプログラムもない駅伝だった。
葉山中学校の坂を小学生が登る苦しい姿を見て、だれでも参加出来、楽しく走ることが出来る町民駅伝らしい平地の新コースを検討した。

2008年、多くの協力を得て一色小学校と周辺を回る町民駅伝をスタートさせることが出来た。箱根駅伝を真似て通称「葉山駅伝」にしてロゴタイプも現在のものになった。
まず大会役員、ボランティアを含めた全参加者の名前を載せたプログラムを作ろう。賞状だけではなく賞品も用意しよう。

そのためにはお金が必要ということになり、企業・商店から協賛金を集めさせていただくことにした。
初めて協賛金を集めるときは、まだ誰も見ていない一色で行う町民駅伝を説明することになった。緊張しながら近間の一色大滝商店会の会長(当時)、栄興苑の鈴木さんに相談して協賛活動を行い、それでも43件(今回132)から協賛金をいただいた。協賛店には、依頼・集金、プログラム配布、報告書配布と3回訪問した。

参加費は1チーム1,500円で、小学生などソフトボールの域外参加16を含めて48、一般・中学生38で87チームの参加になり、今年133チームと比較すると隔世の感があるが、それでも当時過去最多になった。

そのため何もかも資材が不足した。ナンバーカードを追加注文し、タスキは生地を買って手分けして縫製した。走路審判用紅白旗の準備、走路用交通看板の制作、タスキとナンバーカードは、しばらく毎回、自宅で洗濯して使うことになる。

誰でも参加出来る駅伝であると同時に、とくに子ども達に本物を体験して欲しいと思い、計時役員には435回のストップウォッチの操作が必要になる区間賞も設定した。
葉山警察署の協力を得て、1区だけだが白バイの先導が入った。また開会式、競技中、表彰などに、南郷中学松浦先生の協力によりブラスバンド部(現吹奏楽部)に演奏をお願い出来た。

地域の協力により17回開催させていただき、葉山では「最大のイベント」と言われるようになった。毎回、「振り返りミーティング」を開き、多くの改善をしてきている。

当時の町広報に、中川は盛況となった要因を聞かれ「葉山をもっとすばらしい町にしたいと考えている様々な人材が、今回『まちづくり』のための実験として取り組んだこと、また行政と町民の連携の成果」と述べた。
これからも、さらに楽しい駅伝にするために、皆さまのご意見、提案をいただきたい。(ろくさん)

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