214 「自然と都市機能が調和した葉山に」関東学院大学社会学部小山弘美ゼミの学生たちと話す

関東学院大学社会学部小山弘美ゼミで、まちづくりを研究テーマにしている学生、伊藤実咲さんから、葉山コンシェルジュ倶楽部の中川に、調査インタビューの申し入れがあった。

2024年11月6日(水)15:00から県立近代美術館葉山のオランジュブルーで、4人の学生に会った。

移住・観光・子育てに興味があるという横浜の伊藤実咲さん、観光・地域の温かさ・移住に関心がある館林の前原 彩さん、観光・リノベーション・葉山のお洒落に注目している横須賀の辻本大貴さん、自然が好きだという海老名の平井翔梧さんに、中川の地域活動について話した。
オブザーバーとして、環境問題に詳しいIGESの金博士にも出席いただいた。

葉山町は、60年代頃までは別荘地のイメージが残っていたが、葉桜、イトーピアなど大型団地造成があり、70年から80年にかけて首都圏に通勤する住宅地になり、人口は2万人から3万人になった。
いま観光地とも言われるようになったが、2014年から人口は微減が続いている。

葉山町は自然に恵まれているが、都市機能が足りない。スポーツや災害対策に必要な多目的室内空間や老朽化した公共施設の更新が求められている。
若い人たちが流出し、子育て世代の移住がある。移住してくる人の共通点は、「自然志向」で、地域活動に積極的な人たちが多い。
これからの葉山は、いままでのような学歴や就職を第一にするより、自身のライフスタイルに合わせた学びや仕事を選び、心豊かな生活を求める人たちのコミュニティーになっていくのではないかと思う。(ろくさん)

 ●●●●学生の皆さんの感想●●●●
・葉山コンシェルジュ倶楽部が、人と人をつなぐ活動を展開しているとお聞きし、イベントという場がつながりを構築していること、そしてそのつながりがあるからこそ、そこに住む人や移住者の人々の人生が豊かになっていくことを鮮明に理解することができました。
また、ネットでつなげられている世の中で、改めて顔が見える関係を築くことの重要性を知ることができました。今回、伺ったことを踏まえ今後の研究にさらに注力していきます。

・実際に葉山に住んでいるからこそ分かる魅力や課題を知ることができました。
また、活動を通して得た経験は、他では聞くことができない話ばかりで、感服いたしました。
本日のお話を元に、引き続き研究を進めていきたいと思います。

・お金による人間関係より、ボランティアなど有志の方との関係が質が良いといった話が個人的には印象に残りました。
また、さまざまな場所へ調査に行く中で、共通していることは行政の協力を求める声が多く、自分自身も住民が主体でありながら行政にもっと積極的に動いて欲しいと感じました。

・聞きたいことを聞くことができて、とても有意義な時間が過ごせました。今まで培ってきた信頼でマラソン大会などが開催できていることから、コミュニティが大事だということが理解出来ました。

関東学院大学 伊藤・前原・辻本・平井

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