長者が崎の音羽の森ホテルは、昨年秋にリニューアルオープンしたが、宿泊者専用施設になった。
そのため、地元の人が昼下がりにコーヒーを飲みながら、ぼんやり海を眺めたり、読書に浸ることが出来なくなった。もっとも鉄板焼きの予約で、宿泊者以外も利用できるとあとから聞いた。
長者が崎の先端から見る富士山は、森戸から見る富士より趣があり、1年中の表情が楽しめる。
この角地には古くから土産物や海辺用品を売る店があった。ラーメンなどの食事も出来た。いつのまにか閉店になって、「いい場所なのに」と残念に思っていた。
昨年から、この場所で工事が始まり、音羽の森ホテルの施設ができると聞いていたので、気にしていたが、カフェcorail ” コライユ ” が、2024年8月1日にオープンした。
外観は隠れ家的なイメージだが、中に入ると葉山側の海が大きく見えるようになっていた。飲みものはコーヒー・紅茶などのソフトドリンク、かき氷、ビールなどがあり、とくにパティシエによる様々なマフィンは味わい深い。
室内の六席は一杯で、テラス席が空いていたので一人で入った。氷がたっぷり入ったアイスコーヒーを飲みながら、長者が崎の浜、御用邸、バックには三が岡が、どっしり横たわっている。なかなかの眺めで、しばしときを忘れた。汗がにじみ出てくるが、ときおりすり抜ける微かな風が、ご褒美のようだった。散歩の楽しい休憩場所になりそうだ。(ろくさん)
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