逗子から、秋谷まで、眺めのよい海岸線が続く、しかし、道路の海側にあるレストランは少ない。逗子から、なぎさ橋珈琲、ラ・マーレ、森戸に入ってscapes、ラ・プラージュ、近代美術館のオランジュ・ブルー、そして秋谷のDonになる。
Donは、創業1978年(昭和53年)で、いまの場所に、ヨーロッパの湖畔にあるような木造のレストランだった。その頃から、奥様(2016年長逝)の明るい笑顔で親しみやすい店だった。
高度成長期に全国の河川や海岸が汚れ、それは一色海岸にも一時期、及んだ。
わざわざ無料駐車場がある秋谷海岸まで、泳ぎに行っていたことを思い出す。そのころ、Donでパスタを食べたが、隣りの富士見亭でラーメンやおでんを食べることもあった。
1991年(平成3年)に現在の店舗に改築され、雰囲気、料理、価格、「立石」という泉鏡花の歌碑もある名勝地に相応しいレストランと言える。
ホールマネージャー・ソムリエである息子さんの大串大己さんも、他のレストランも見に行くようだが、近隣では学ぶべきお店も少ないようだ。
いまのお店で、波の音が聞こえる1階のテラス席で、パスタと珈琲でのんびりするとハワイにいるような気分になれる。(ろくさん)
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