毎朝、近くの横断歩道で、一色小学校の子ども達の見守りをして、いつのまにか12年目になる。子ども達に、「おはようございます」「いってらっしゃい」と声をかけている。
子ども達は、いろいろな状況を背景に通学してくる。すべての子ども達が、笑顔で元気でというわけにはいかない。当然、挨拶したくない子、聞こえない振りをする子、伏し目がちの子、うなずくだけの子、小さな声でつぶやく子、特別大きな声を出してくれる子、正に十人十色だ。
なるべく一人ひとりの表情、動作、雰囲気に合わせて、声の大きさや調子、タイミングを見て、少し抑えて笑顔を心がけ挨拶している。
反応があってもなくても、毎日、根気よく、チューニングしながら声を出している。とにかく、まず学校に来てくれればよい。
1年生は、夏休みを迎える頃には、だいたい通学に慣れて落ち着いてくる。それでも、保護者がついてこないと通学出来ない子もいる。
自転車で3人子どもを乗せてきて、1人小学生を下ろすたくましいお母さん、1人下ろしてもう1人逗子の保育園まで送るママ、毎日、手をつないで送ってくるお母さん、子どもをおぶってくるお父さんもいる。
それでも子ども達は確実に大きくなり成長していく。その姿を毎日、見ていると、子ども達から元気をもらい、楽しくなってくる。(ろくさん)
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