113 95歳の国語の伏見 廣先生に講評をいただく 小出和弘

5月23日のブログで紹介させていただいた小出和弘編著「いけがみほたるの会 再生の記録」の出版記念会を衣笠並木ビル「ふる里」で行なった。

小出夫妻と池上中学時代からの同級生、西村夫妻、本を出版した葉山の用美社、岡田 満氏、昭和34年(1959年)池上中学の担任で国語の伏見 廣先生、中川が出席した。ちなみに、ふる里の店主堀越さんも同級生。

小出和弘さんの本の講評をしていただいたのは、64年前の国語の先生、伏見先生95歳であった。先生は、ほたるの観察記録の最後に書かれている「小出和弘のつぶやき」に注目された。「飾らない文章から小出さんの人柄が伝わってくる」と評された。ここは小出さんの生きざまそのものと言える。

素晴らしい講評をいただいた先生の顔の色艶のよいこと、そして今日も当時と全く変わらぬ「先生」であったことに、何よりも感動した。

先生は、早大を卒業して日通で3年働いてから国語教師になって、思うところがあり定年前で教師を辞め、BOSCHに73歳まで務めた。横浜大空襲のときに歩いて帰宅し、悲惨な戦禍の情景を見たという。

共通の思い出は、伏見先生が昼の校内放送で毎日、朗読された「ビルマの竪琴」(中央公論社1948年刊・ビルマは現在のミャンマー)であった。(ろくさん)

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