62 三渓園で 葉山在住 岡田 満 個展とライブ あわいびと

横浜三渓園旧燈明寺本堂(重要文化財・室町時代築)で、12/1~12/4、葉山コンシェルジュ倶楽部会員、岡田 満の個展―カノンが開催された。

2022年の新作絵画、渋い茶に微かな希望を求めて彷徨っているのだろうか「夢というものは」、淡いブルーでかの地の安寧を祈るのか「シュテルミオランダステーション」など9点が本堂内に展示された。

5時から「あわいびと」(人と人の間)のコンサートが始まった。オープニングは会津磐梯山で豊かな笛の音が響き渡った。釜石浜唄、十三浜甚句(宮城県民謡)、賑やかに九十九里大漁木遣り唄、木曽節、相馬二遍返し、南部餅つき唄では、ピアノと太鼓、笛の掛け合いで、ジャズを聴いているような錯覚に陥った。アンコールは、お立ち酒(宮城県民謡)で、豊かなピアノと尺八をバックに、しっとりと締めた。

「あわいびと」は、美鵬成る駒(うた、和太鼓)、佐藤錦水(尺八、篠笛)、中村力哉(ピアノ)による音楽ユニットグループ。大震災のときに何が出来るだろうかと結成された。古来の民謡をピアノの響きに包み込み、土地に根ざしてきた唄本来の姿を大切にしつつ、過去と現在、伝統と創出、人と人との間(あわい)に連なる交流を深めようと活動している。

創建当初の静かな日本の原風景とも言える三渓園所蔵の古葉書を基にして写真集「三渓園古絵葉書写真集―開園100年記念出版」の編集作業が、岡田さんの用美社で進められている。

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