3 カスヤの森現代美術館館長 若江栄戽さん

6月9日、横須賀市平作7-12-3のカスヤの森現代美術館を訪ねた。

入口で、館長の若江栄戽(はるこ)さんに、1994年の開館以来28年ぶりにお会いした。

60年前、中学の同級生であったが、高校生になった当時の粕谷ハル子さんは、すでに画家を目指していた。
そのころ、私に、小林秀雄「近代絵画」や数学者の岡潔の話しをしていた。
私には、ずいぶん後になって、「本居宣長」など小林秀雄の著作を読むようになってから、ハル子さんの話しを思い出した。何という女の子だったのだろうと。

「絵が好きだったので、絵が好きな人と共有したいと、美術館を開館し、29年突き進んできた」と言う。
話していると、美術はもちろんのこと多方面の知識が必要な美術館館長を務めてこられたことが頷けた。

展示作品を鑑賞してから、ハル子さんに勧められて2000坪の竹林を歩いた。
中国雲南省から取り寄せた500羅漢には届かないが、254体の石仏を見ると、
京都や奈良を歩いているような気分になった。

葉山に近いところに私設現代美術館があることは驚きと言える。

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

ページ上部へ戻る